「Noahプロジェクト」始動
心の灯りを分け合う ― 「Noahプロジェクト」始動のご報告
わたしの近未来の夢は、
リンパ浮腫ケアをはじめ、さまざまな疾患や後遺症など、
医療・福祉制度に支えられながらも、その枠組みだけでは十分に届きにくい声や願いにも丁寧に向き合い、
包括的なケアを育み、それを日常の風景にしていくことです。
「これ以上できることはありません」「様子をみましょう」
このような言葉をかけられた方は、きっと少なくないのではないでしょうか。
たしかに、退院後や生活期において、継続的なケアや日常の工夫、
家族や社会とのつながりを支える仕組みは、まだ十分とは言えない現状があります。
けれど、その言葉の先にも、患者さまお一人おひとりの暮らしがあり、
どの方もかけがえのない人生の時間を歩んでおられます。
そして臨床現場において、その方々の暮らしを見つめるとき、
どのような状況にあっても、実際には次へとつながる可能性が残されていることにも気づかされます。
だからこそ必要なのは、分断された支援ではなく、
暮らしと尊厳を軸に、ともに歩み続ける関わり。
「想いをカタチに」
「寄り添い、慈しみ、支える」
その想いから、
「Noahプロジェクト」という小さな灯りをともしました。
Noahプロジェクトが目指すのは、必要なケアが“点”ではなく“全体”として整い、
「普段の自分のままでいいんだ」「自分にもこんなにできることがある」と感じていただける、
安心と希望の居場所を社会に広げていくことです。
「さとう式リンパ浮腫ケアセラピスト養成講習会」も、
志をともにする仲間とリンパ浮腫ケアの専門性を深めていく大切な歩みの一つです。
本養成講習会では、PPI(患者・市民参画)をより大切に考えています。
守られる立場としてではなく、ともに未来を創る仲間として、
患者会の皆さまにもご参画いただきながら、少しずつ歩みを重ねています。
「医療 × 教育 × 研究 × 社会支援」の循環を目指して。
まだ小さな一歩ですが、丁寧に、着実に。
同じ想いを感じてくださる皆さまに、
これからの歩みを温かく見守っていただけましたら幸いです。
そしていつか、自然なかたちでご一緒できる日がありましたら嬉しく思います。
Together as one、心の灯りを分け合える社会へ。


