小児サマーキャンプ in 徳島 2025

\活動報告/

小児サマーキャンプ in 徳島 2025
~小児リンパ浮腫をわかち合う みんなで楽しく学ぶ 夏~  
                                                                                                                                   日時:2025年7月26日(土)-27日(日)                                                            会場:月見ヶ丘海浜公園 (徳島県鳴門市)
主催:リムズ徳島クリニック
共催:ソルブ株式会社
後援:リンパ患者グループ「あすなろ会」 東光株式会社 四国化工機株式会社 さとうリンパ浮腫研究所

この夏、第1回目の「小児サマーキャンプ」が徳島で開催されました。
テーマは「小児リンパ浮腫をわかち合う みんなで楽しく学ぶ 夏!」

小児のリンパ浮腫は、リンパ管や静脈の先天形成異常に起因し、原発性リンパ浮腫として出生時あるいは後年に発症することがあります。
わが国においてはリンパ浮腫を発症された方の9割が続発性リンパ浮腫であり、1割が原発性リンパ浮腫といわれています。
小児リンパ浮腫については治療やケアも十分に行き届いておらず、診療環境の改善が急務とされています。

欧州では、仏モンペリエ大学で血管医学教授を務められるイザベル・キェレ博士を中心に小児サマーキャンプが開催されています。日本においても小児のリンパ浮腫に対する理解を深め、子どもたちを中心にご家族、医療者、企業がともに集い、楽しい遊びを通して、情報交換や交流し合える機会を設けるべく、数年前から構想が練られてきました。

そして今夏、第1回目の少人数でのキックオフ開催が実現しました!
1日目は、リムズ徳島クリニックの高西裕子先生、上田亨先生による医療プログラム&カードゲーム、ご家族交流バーべキュー&打谷円香先生の特製焼きそば、子供たちと一緒にマシュマロ焼き、星空を眺めながらの散策、高西先生と共に個別ケア指導を行いました。

2日目は、ワニのプールでヨーヨーすくい、小川佳宏先生からのサプライズ☆お菓子の贈り物、徳島の郷土料理が盛りだくさんのランチビュッフェ、鳴門のうずしお遊覧船、閉会式まで本当に楽しいこと尽くしの最高の思い出となりました。

今回は主催・後援スタッフにとっても初めての開催、最初の一歩!
安全面やサポート体制などに配慮しながらの手作りの小さなスタートとなりましたが、参加された子どもたちやご家族から、「すごく楽しかった!」「勉強になりました!」「来年もまた参加したい!」と嬉しいお声をたくさんいただきました。

開催に際して、リムズ徳島クリニックの高西裕子先生はじめ、スタッフ皆の熱い想いが結集しました。
高西先生は、同じような経験をしていたり、同じような悩みを持っている人と関わることで、自然と話せたり、お互いの経験を共有できたりするのではないかと、長年、子供たち同士が交流できる場の必要性を感じられていました。

京都から参加された打谷円香先生は、西日本各地から訪れる多くの子どもたちに寄り添いながら、より多くの医師やリンパ浮腫セラピストの皆さまに小児リンパ浮腫ケアに関わっていただけることを願ってこられました。

わたしも幼少期から見守り続けてきた子どもたちが、大学生になり、就職されたり、結婚されたり、社会で活躍する姿を嬉しく思いながら、幼少期を含めた子どもたちやご家族が心を通わせ語り合える機会を作れたらと考えてきました。

小児サマーキャンプを通じて、子どもたちから学ばせていただいたこと、ご家族からの温かいお言葉、楽しく安全に開催するうえでの気づき等を今後に生かし、同じ想いをもつ各地のセラピストの皆さまにもご協力いただきながら、来年「第2回 小児サマーキャンプ」を開催できるように取り組んでまいります!